2017-05-11

財布を持たないことを選択した理由

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脳出血で倒れた直後は、食事中どこにお箸を置いたのかわからなくなったり、半月たっても銀行のログインの方法を思い出せなかったりしていました。さらに、2ヶ月位までは、財布を鞄のどこにしまったかを頻繁に探している自分がいて、はじめは、この調子が一生続くのかと不安になりました。定位置にしまったつもりがないのです。

このような経験則から、できるかぎりクラシの中で〈複雑さ〉をなくしていこうと考え、今その方法を模索しています。中でもお金にまつわる〈複雑さ〉は、やっかいです。僕は、財布を2つ持ちしていました。札とカード用の財布、それに小銭用の財布です。慣れるまで時間はかかりましたが、ちょうど慣れたころに倒れたわけです。

倒れてからいざ一人で買いものにいけるようになったとき、財布の2つ持ちは、どうしてこんなに複雑極まりないんだろう!と、愕然としました。もう、財布を2つ持ちする優雅なステイタスを味わう心境ではないのでしょう。なので、財布を持つのをやめました。持ち歩くのは、カード類〈クレジットカード1枚、キャッシュカード3枚、ポイントカード2枚、健康保険証、住基基本台帳カード〉と、現金5,000円のみ(これは万が一のときのため)です。

僕の生活範囲だと、現金しか使えないところはほとんどありませんので、買いものはカードでしています(もちろん一括払い)。やってみてわかりましたが、ものすごく快適です。はじめは店員に面倒くさく思われはしないかと不安でしたが、今はサインもいりませんし(少額の場合)、つり銭を間違えることもないので、逆に有難がられます。

財布を持たなくて快適になった分、心理的に余裕が生まれました。そして、その余裕があらたな発想を生みだすのだろうと期待しています。僕はなにも、財布を持たない生き方を推奨しているのではありません。複雑にしている世界をシンプルにすることで、あなたにあらたな発見があることを、提案しているのです。

 

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