2017-04-25

この世界を狭くするのも広くできるのもあなた自身です

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これは、まだ長女が誕生していない1996年、僕が37歳の時の出来事です。

その日、女房はリビングでミシンを使っていて、僕は1人で寝床についていました。ミシンの音は決して耳障りではありませんでしたが、寝付きが悪く何度も寝返りを打っていたのを覚えています。

布団に入ってから1時間くらい経った頃でしょうか、いきなり金縛りに襲われました。そして、天井からぶら下がっていた電灯が小刻みに揺れはじめたかと思うと、その電灯から青くて太い稲妻が、僕のへそあたりを目がけて何本も突き刺さったのです。ただ、稲妻と言っても何一つ音はしませんし、痛いという感覚もありません。

そして、ここからが今振り返っても、半ば尋常ではない光景のはじまりです。その青くて太い稲妻の中から、1人の女性が現れたのです。

その美しさ、神々しさは、もはや言葉にできません。宇宙空間に出た飛行士が、青く輝く地球を見たときの感慨に近いかも知れません。善も悪も、清も濁も、すべてを包み込んで受け入れてくれる安堵感。

しばらくすると、またもや信じられないことに、彼女が話しはじめたのです。

「あなたに力を授けます。また、向こうの部屋にも2人いますから、その2人にも力を授けます。」

そのとき、僕は向こうの部屋の2人と言われて不思議に思いましたが、実は、女房のお腹には、長女が宿っていたのを後で知ることになります。

彼女が、そう言い終えると、稲妻は激しく輝きはじめ、これまでよりもいっそう太くなって、とうとう部屋全体を覆い尽くしてしまいました。彼女は微笑みながら、その光の中にとけ込むように消えたのですが、僕はその光のまぶしさに耐えられずに意識を失ってしまったのです。

それから10ヶ月後、娘が生まれました。僕は、祖母の死を機に、見えないものが見えるようになったわけですが、娘の誕生の日以来、僕は見えないものが文字通り見えなくなってしまいました。

私たちは、元々見えない世界にいて、そこから生まれてきたわけです。そして一人の例外もなく私たちは、見えない世界に帰っていくのです。

また、こんな想像も僕にはできます。祖母が見えない世界に帰ったとき、当然、娘もまだ見えない世界にいたわけですから、祖母と娘は、同時に見えない世界にいたことになります。ひょっとしたら、祖母は僕よりも先に、娘と会っていたのかもしれません。

青い稲妻とともに現れた女性が、僕にどんな力を授けてくれたのか、、、、それは一つの謎です。そして、もう一つの謎は1997年18歳の時、あも庭師Tさんが残した言葉。

「わしが、何でここに来たかわかったわ。」

Tさんは、時空をこえて、未来の僕が見えたのでしょうか。いつの日か、いや、近い将来、きっと、この2つの謎が解ける日が来ると、僕は信じています。

僕が、この一連の不思議な出来事から学んだことは、『人間的な計算で、この世界を狭くしてはいけない』と言うことです。

この世界を狭くしているのは、僕だったのです。そして、この世界を広くできるのも、僕であり、あなた自身なのです。

 

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