2017-08-29

コンサルティングにおける〈王道〉と〈覇道〉のバランス感覚(前編)

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コンサルタントにも、〈王道〉タイプと〈覇道〉タイプがあります。でも、ほとんどのコンサルタントは、〈覇道〉タイプです。今回は、コンサルタントとしての〈王道〉と〈覇道〉について触れたいと思います。何らかのアドバイスを仕事にされている人は、参考になさってください。

〈覇道〉の特徴は、「奇策、損得勘定、結果重視、短期的、私利私欲、競争」です。片や〈王道〉の特徴は、「正攻法、プロセス有りき、長期的、Total Win」です。

コンサルティングにおいては、〈王道〉と〈覇道〉のバランスが問題になってきます。

孫子の兵法でも、正攻法と奇襲・奇策について「凡そ戦いは、正を以て合い、奇を以て勝つ。故に善く奇を出す者は、窮まりなきこと天地のごとく、つきざること江河のごとし」とあり、戦いは、正攻法で戦い、奇襲・奇策を用いて勝つと言っています。つまり、基本はあくまでも正攻法で行い、それに変化を加えることで、奇襲・奇策となるのです。正攻法だけでも、奇襲・奇策だけでも、勝つことはできません。

コンサルタントとして起業した頃は、「正攻法、プロセス有りき、長期的、Total Win」で戦い、「奇策、損得勘定、結果重視、短期的、私利私欲、競争」で勝つセオリーで良いと思っています。僕のクライアントにも、〈王道〉的アドバイスも、〈覇道〉的アドバイスもしています。ただ、この両刀遣いは、あくまでも軌道に乗るまでの戦略としてです。

具体的に、〈王道〉的アドバイスとは、「正攻法、プロセス有りき、長期的、Total Win」の1つ1つを、ことあるごとにクライアントと確認し合います。

たとえば、「Total Win」とは、あなたが関わる人、全員に何らかの利益をもたらすことです。クライアントはもちろん、クライアントの家族も、そして、あなたはもちろん、あなたの家族もです。さらに、あなたのクライアントが会社の社長なら、その従業員にも利益をもたらせないと意味がありません。あなたに関わるすべての人が、例外なく、幸せになることを望むわけです。

ただ、世の中には、〈王道〉的アドバイスを、一切しないコンサルタントがいます。(つづく)

 

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