2017-07-24

たった一人のお客さんの心にあなたの世界観が残れば良いのです

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起業家は、アーティストたれ!

久石譲さんは、今やジブリアニメや北野武の映画音楽には欠かせないアーティストであり音楽プロデューサーです。そんな久石さんにも大きな壁がありました。それは、書く曲書く曲どれも似たような感じの曲ばかりで、もっと違う曲を書きたいと考えた時期がありました。しかし、どうにもこうにも書けません。そして、とうとう開き直り・・・僕には違う曲なんて書けない。書きたい曲を書けば良い!

それ以来、不思議と売れはじめたそうです。まさに、久石譲ワールドの誕生です。サザンオールスターズの桑田圭祐さんも、以前、娘さんから「お父さんの曲はみんな同じに聴こえる」と言われてショックだったと語っています。でも、ファンは、そんな曲が聴きたいのです。違う曲なんて聴きたくないのです。これも桑田ワールドなわけです。

アーティストは、必ずジブんワールド(自分ワールド)を持っています。究極のところ、ジブんワールド(自分ワールド)を買ってもらっていることになります。本来ビジネスも同じで、ジブんワールド(自分ワールド)をお客様に買ってもらえることを意識し、かつ、目指さなければなりません。

具体的に何を目指すのかというと、2つあります。一つは、あなたの代わりがいない!と切望されることです。あなたがいなくなれば、ただただ惜しまれることなのです。ある意味、あなたのことを切望されていなければビジネスをしている甲斐がありません。

そして、もう一つは、お客さんの〈心〉に、あなたの世界が残ることです。ただアタマにあなた自身が記憶されるのではありません。あなたのジブんワールド(自分ワールド)が、お客さんの心のひだに刻まれることです。それは数の問題ではなく、たった一人でもかまわないので、切望され、心に残れば良いのです。

タモリさんは、赤塚不二夫さんへの弔辞を、このように締めくくっています。

「わたしもあなたの数多い作品の一つです・・・合掌。」

本当のアーティストの醍醐味は、この言葉に象徴されているように思います。

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