2017-07-17

目標達成や天才レベルに到達するためには欲求を「生理的欲求」に照準を合わせること

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ウサイン・ボルト選手の9秒58を破る記録は何から生まれるのかを考えればわかること〉の記事で、「欲求レベルの向上」という言葉を使いました。これは、〈マズローの欲求5段階説〉の

1,「生理的欲求」
2,「安全・安定の欲求」
3,「所属と愛の欲求(社会的欲求)」
4,「承認の欲求(尊厳欲求)」
5,「自己実現の欲求」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
6,「自己超越」

このことを、僕は言っているのではないので、誤解のないよう少しだけ解説しておきます。

〈マズローの欲求5段階説〉は、人間の基本的欲求を、アメリカの心理学者アブラハム・ハロルド・マズローが5階層+1階層に分けて理論化したモノです。1→2→3→4→5→6の順番に高度な欲求へと移行します。僕が過去記事で言っていた「欲求レベルの向上」は、1→2→3→4→5→6と上りつめるレベルの向上ではなく、5,「自己実現の欲求」と、さらに、その上の6,「自己超越」の領域内での「欲求レベルの向上」を差しています。

まず、5,「自己実現の欲求」とは、目標を達成する喜びであり、それをモチベーションにできるレベルです。目標を達成すれば、また次の目標という具合に、欲求レベルは向上していきます。個人の向上心にもよりますが、欲求レベルに上限はありません。また、オリンピックの記録更新は、この欲求レベルの頂点と言っても過言ではないでしょう。

5,「自己実現の欲求」は、いわば日常レベルでしたが、最後の6,「自己超越」は、金メダルと言った見返りを求めない次元のレベルです。言わば〈無欲〉のレベルと言えます。「欲求レベルの向上」の頂点を超えると、〈無欲〉のレベルに達します。そして、〈無欲〉のレベルを極め、他者に与え、奉仕しをし尽くした者だけに、その何百倍もの幸福がもたらされます。そして、さらに与え、奉仕するという好循環を生むのです。

物欲や金銭欲は、1,「生理的欲求」に分類される、本能レベルの欲求です。そのため、目標達成や天才レベルに到達するためには、欲求を「生理的欲求」に照準を合わせることで、より強力なモチベーションになると、僕は思っています。しかし、表面では5,の「自己実現の欲求」が発動し、「欲求レベルの向上」をめざすのです。要するに、私たちは動物の本能をうまく活用して生きていると言えるのです。

 

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